「教えすぎる」と成績は伸びない。自分で勉強できるように導くことが成績アップの鍵
「個別指導では『たくさん教えて欲しい』とよくご要望をいただきます。意外に思われるかもしれませんが、教えすぎると成績は伸びないのです」と言うのは、名古屋市東区で個別指導・少人数制指導の学習塾を運営している塾長の伊藤琢哉さん。その理由をさらに詳しく聴きました。
「教育はいくつかの部分で成り立っています。教える・理解するは、その中のある一つです。先ほども書きましたが、教えすぎると分かった気になり、自分で復習や演習をする時間が減ります。そうすると、定着しないので成績が上がりにくくなります。ですから当塾では、自分で勉強できるように導くことを重視しています」
とは言え、普通の塾よりかは予備校講師の経験から教えすぎになります。
自分で勉強できるようになるプログラムとはどんなものでしょうか。「生徒によってどの講師が合うかも大切です。当塾は社会人講師が一斉指導、個別指導をしています。社会人講師は教えるプロです。クラスを導いて、応用問題・入試問題を解ける学力をつけることに力を注いでいます。
教育大の大学院を出て、学生時代に塾講師のアルバイトを毎日入れており、また卒業して医学部の最難関に入りなおした講師は、現役で今も学習している質の高い講師です。生徒と年齢が近い彼は、1人1人の問題点を見つけ、それを解消するために勉強のやり方を指導しています。生徒の段階に合わせて、最適な指導・学習ができるようにしています。
当塾は純粋な学生講師はいないのです。
伊藤の塾ではノートの取り方も指導します。成績の伸び悩む子どもの多くは、勉強に役立つように授業中にノートを取れていない。その原因として「勉強力」が身についていないのです。