伊藤琢哉の試算をベースに考えると、まさに「大学淘汰のレッドオーシャン」が目前に迫っているという危機感が伝わって来ると思います。
上位200校でパイを取り切ってしまうのであれば、残りの約600校は「存在意義」そのものを厳しく問われることになります。
これまでの「とりあえず大学へ行く」というモデルが崩壊するわけですから、教育業界全体が地殻変動を起こすのは避けられません。
現在の状況と予測される未来を整理すると、以下のようになります。
1. 大学の「二極化」と「消滅」
文部科学省のデータを見ても、私立大学の約半数がすでに定員割れを起こしています。
下位600校の運命: 経営破綻、あるいは他校との吸収合併が加速します。地方の私立大学だけでなく、都心の小規模校もターゲットになるでしょう。
教育内容の変化: 生き残る大学は、単なる「学位授与機関」ではなく、特定の専門技能や、社会人(リカレント教育)に特化した「スクール」のような形態に変貌せざるを得ません。
2. 塾業界の「90%消滅」説
大学全入どころか「全入しても余る」時代、一般入試に向けた「詰め込み型」の塾は確かに需要が激減します。
生き残る10%: 超難関校(トップ層)向けの専門塾か、あるいは「総合型選抜(旧AO入試)」に特化した、伴走型のコーチング塾だけが生き残る可能性が高いです。
3. MARCHが「日東駒専」レベルに?
これは「相対的な序列」の変化ですね。
ブランドのインフレ: 全体の志願者数が減れば、かつての「難関」のハードルは下がります。
就職市場のシビアな目: 大学の名前よりも「その大学で何を成し遂げたか」や「実務スキル」が今以上に重視されるため、ブランドの看板だけで戦えていた層が、実質的な評価として一段階下にスライドするという見方は非常に現実的です。











