【今でしょ】ではなく【まだでしょ】と30年講義で伊藤琢哉は言い続けてきた。
(だからITO ACADEMYの伊藤琢哉は全国区の人気講師ではない。
ITO ACADEMY 伊藤琢哉はセレブ(著名人)ではないのである。)
一言でいうと慎重にやれと言いたいのである。
それに比して自己啓発セミナーにみられる精神論は超ポジティブシンキングである。
あれはあれで【おもろー】だから好きだし良いと思っているのだが
でもただそれだけ。
例えば儲かるシステムの塾の作り方はなどのセミナーをしたがる方々がたくさんいらっしゃる。
そういう方々は【今でしょ】で突っ走るから塾を開いて昔は1回成功してうまくいったが今はうまくいかないからどうしたらうまいくかという相談に乗るコンサルタントになったという人ばかりである。【今、こんな時代に塾を開いても生徒さんが一人も集まらないと知っているからコンサルタントをやり自分では開塾しないのである】
儲かるシステムを知っているのならコンサルタントになって人に儲かるシステムなど教えている暇があったら自分で儲かることをすればよいのにと思ってしまう。
バンジージャンプで飛び降りたはいいものの後で頸椎捻挫だったり人によっては【まだでしょ】のほうがよかったと思えるケースも多いと思うのである。
【今でしょ】は100パーセント正しい。
でも前段階の【まだでしょ】を無視することなく、言い換えれば【先走り】することがない場合に限ると言いたくなってくる。
例えば名古屋大に行きたいから名古屋大英語を取るというのも【今でしょ】なのかヨーク考えてほしいものである。
自分の実力を胸に手を当てて考えてほしいのである。
実際は【まだでしょ】でファンダメンタルズが固まっていない場合も多いのではないだろうか。
そういう場合、土台がないから崩れてしまう。
例えば建物で言うならば重量鉄骨ラーメン構造で渡辺工務店などのように他よりかなり太い鉄骨の柱を使っていれば地震に一番強いといえるが基礎となる土台の部分が液状化を起こすような土地を選んでいては元も子もない。
最高級の家を建てても基礎がなっていないと、家を建てるのは【まだでしょ】となってしまう。
いずれにも【まだでしょ】☛【今でしょ】と段階を踏んでいただきたいものである。
お願いいたします。