collocation(コロケーション)というのは文法用語で、
ある単語と単語の”よく使われる組み合わせ、自然な語のつながり”のこと。
”連結語句,連語”などと訳されています。
日本語の場合で説明すると、例えば ”辞書”という単語でよく使われる組み合わせなら ”辞書を引く,辞書で調べる,薄っぺらい辞書、分厚い辞書”などといった語句が連想されます。
でも普通、”辞書を読む”などとは言いません。
(ちなみに、英語で ”辞書を引く”は consult a dictionary が一般的で、 ”~を辞書で調べる”だと、 look up … in a [the] dictionary など。)
ボキャビルにあたって、コロケーションに注目しながら多くの用例に触れれば、自然にひとつひとつの英単語のニュアンスの理解も深まりますし、単独だとイメージしにくい・覚えにくいような英単語も、自分がわかりやすい組み合わせなら、より効率的に覚えられると思います。
例をあげれば
contract 【契約,契約書】という単語なら、契約書にサインする場面を連想して、
sign a contract (契約書にサインする⇒契約を結ぶ)
などとセットで覚えてしまえば、意味を思い出しやすくなること受けあいです。
‘hot potato’ で前にもふれましたが、“厄介な問題”という意味になります。
‘hot curry’で”辛いカレー”になります。
* contract には動詞として【(契約によって)合意する,収縮する(河合塾の記述模試で以前、出ましたよね。以前、ココのブログでも触れたと思います。)重い病気にかかる】などの意味もある多義語です。(アクセントの位置が違う)
たとえば、securityという名詞には、give,offer,standが結びつきます。
日本語で、「保証人になる」が、英語では「stand security」とあり、これは、なかなか思いつかない動詞です。
このように、日本語と英語の違いを埋めてくれる
まあ、文章全体で覚えてしまえれば、それが一番いいんでしょうけれど、コロケーションは”まとまりで覚える最小単位”といったところです。https://youtu.be/FxMgYeZHLME