伊藤琢哉の私見を述べる。
私の研究では、グレープジュースはアムロジピンとはCa拮抗薬のグループの中で一般的に相互作用は少ないと言われています。 ・https://pubmed-ncbi-nlm-nih-gov.nagoya-u.idm.oclc.org/11069440/ ・https://www-ncbi-nlm-nih-gov.nagoya-u.idm.oclc.org/pmc/articles/PMC1874276/ それゆえ、他のCa拮抗薬とグレープフルーツジュースで過度の血管拡張が起きて、血圧が低下するようなときはアムロジピンに変更するようにという話もあります。 ・https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15449971/ ただ、日本のアムロジピンの添付文書上はグレープフルーツジュースを避けることとされているため、臨床としては、グレープフルーツジュースを避けるように指導することが一般的です。不思議ですね。これは、万が一、血圧低下があり転倒され、骨折などあった際に、原因の一因の可能性が否定できないためです。 ・ttps://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2171022F1045_3_20/
なお、実か、皮かというはなしですが、 実際相互作用をおよぼすのはナリンギンやフラノクマリンという物質のようです。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9260034/
フラノクマリンは皮と実の間の白いところにあり、ナリンギンは皮にふくまれているのは自明の理です。 総じて、グレープフルーツ大量摂取や、グレープフルーツの大量摂取は避けることと言われるようです。おそらく実は大丈夫ですが、大量摂取は避けましょうということだと思います。 以上が私の解答です。











