私は地方国立大学を卒業し内科系臨床に携わって参りました。
縁あってITOアカデミーで現役医学部生の皆様のお手伝いをさせて頂くにあたり、
私自身の経験から「医学部の進級・医師国家試験合格のみならず、
その先の医師になられた将来に役立つ学習」が御案内できるよう
心掛けたいと思います。
具体的に申しますと、
医学部生時代に次の学年に進級するための各医学基礎科目(解剖学、生理学など)
および臨床医学項目(各内科、外科、マイナー講座)の試験は、
各教授をはじめとする指導教官の方々が作成されます。
昨今、(また特に私立大学では)
医師国家試験を念頭に問題を作成される先生も少なくないと思いますが、
当然のことながらそれぞれの先生には御専門領域がありますので、自ずと専門領域からの問題にバイアスがかかって出題される傾向にあります。
しかし残念ながら、それらが医師国家試験、
また皆様が将来進まれる領域に強く関連しているとは限りません。
更には皆さんの将来に深い関連のある領域は
全く試験に出題されない可能性すらあります。
一方で、医師になるには大学の試験をパスせねばなりませんし、
優秀な成績をおさめるに越したことはありません
(優秀な成績であることが
初期臨床研修マッチングのための必要条件
とする有名な病院も少なくありません)。
総合して考えますと、
大学の試験での出題範囲を網羅しつつ、
それにつなげて国家試験の頻出項目に広がりを持たせることが
最も有意義な勉強方法だと考えます。
更に皆様が将来の専門領域を既に決めている、
あるいは興味のある領域がおありだとしたら、
私のほうでそれに関連の深い内容をアドバイスさせて頂くことができると思います。
そうしたメソッドを用いることで、
「学生時代にやったけど、もう覚えていません。」
という現役医師でありがちな言い訳を将来皆様がしなくて済むような
お手伝いができたら、と考えております。