【生活】と【還俗】
京都に行くと、タクシーの運転手さんでも、飲み屋のおかみさんでも口にするのは、【観光シーズンでないから不景気ですわ】と言う。
いまは飲み屋街に来るのはお坊さんだけだと。
それはともかく、私が言いたいのは坊さんが、宗教法人で非課税だったから、税金を納めなくてよかったからといって、寺に観光客を集めて、金が貯まって、夜な夜な飲んで、昔風に言えば女を囲う。
そんな光景を実際には見たこともないけれど、、こうした、いわゆる堕落ともいえる生活は、還俗なのかどうか。
私は還俗ではないと思う。
還俗というのは俗に還るんです。
一回離れるわけでしょ。
そうした坊さんは一回も俗を離れたことがないのではないのかと言いたくなる。
私から言わせれば、そうした坊さんが信仰しているのは、組織としての宗教、団体としての宗教ですね。
会社みたいな組織に入っただけですよね。
サラリーマンと坊さん、私から言わせれば全く同じなんです。