かつて、上智、立教、青学が同じレベルだった
という時代も戦後まもなくの頃にはあったでしょう。昭和の40年代後半から50年頃だったと思いますが、JARパックなんて括りがあって、都下のお洒落なミッション系の大学として、3校併称されていました。
ただ、昭和50年頃から語学教育をウリに就職に強いと言う評判と、女東大とまで言われ才媛を集めた英語学科が注目されたことで、上智の人気が上がり他の2校を引き離し、早慶上智とまで言われるようになりました。
一方で、最近の就職戦線で上智はOBOGの少なさや理系の弱さが祟って地味な存在です(弱いとはいいません。でも存在感がないのです)。男子を中心に就職に強いと言う明治、女子の一般職を中心に健闘している立教の方にフォーカスが当たっているように思います。
ただ、難易度では、受験生のコンサバ性向に、一般入試の定員の少なさが相俟って、明立と懸隔があることもまた事実。ただそれだけに、難しい割りに就職がパッとしないと思われ受験生から敬遠されているのではないでしょうか。
でも、明立が上智に世評面ですぐに追いつくとは一寸考え難いですね。それだけ学校の評価ってコンサバなんです。中学受験なら東大合格者を伸ばせば簡単に評価は上がりますが、大学の場合、そいういう分かりやすい物差無いですから。
それと明治も立教も一般入試の定員が多く、中堅校の宿命で歩留まり考え合格者を沢山出さないといけないので、どうしても偏差値は低めに出でます。
ただ、早慶からは引き離されMARCH、特に明治や立教に迫られているという印象は確かに拭えない事なのでしょう。