彼は今ではプロの漫画家です。連載も持っています。真崎福太郎というペンネームで文豪アクトを書いています。私が名古屋予備校で人気NO1だったころ講義の後に拍手とアンコールと大声での雄たけびをしてくれたことを今でも覚えています。エネルギッシュな彼は私の講義の中に出てくる笑いをカテゴライズして共感笑いが多いと100ページ以上小さい字でぎっしりと書いてくれたノートを何冊か抱えきれないほど持ってきてくれたことを思い出します。あの頃はいろいろ面白かったですよ。
例えば、殴り合いのけんかをしている腕っぷしのツヨイ男に首を絞められてせんせーいたすけてーと言ってきたので(鐘が鳴っているとき)、ぼそっと【何してんのー】ときょとんとした顔で言ったら2人とも力が抜けそのすきに仲裁に入り、生徒の身を守ったこともありました。予備校講師の域を超えているなーとよく言われていました。東大教授の息子和田君は立教に旭丘出身の太田君は早稲田政経に行きましたが、彼らともいつもどんちゃん騒ぎでした。ANGEL BOYというあだなで呼ばれていました。トイレに行くとANGELの講義が始まるから、早くしないとと慌てている人が多かったのを思い出してきました。態度が悪い生徒は諭しました。それでもダメな際は少し大きめの声を出しました。絵のように。カリスマでした。