(この写真は私の書いた拙著の著者紹介欄からの引用です)
皆さん、おはようございます。
ITO ACADEMYの伊藤琢哉です。
【想定外】とは【ありえないこと】なのではなく、【ありえないことにしておくこと】なのだ。
そしてあらゆる技術がこの意味での【想定内】と【想定外】を区別するほかない。
あらゆる可能な事態に対処することなど不可能だからだ。
だから、【想定外】の事態とは一種の非常事態である。
そして、【危機】の事態においては平常時とは全く異なった発想や思考が要求される。
ところが、【想定外】といういい方は、まさに、ある事柄を【ありえないことにしておいた】
んであり、思考の枠の外に【放置】し、あたかも存在しないかのようにしてきたことなのだ。
この考え方は平和主義に似ていると思う。
平和主義は、平和を愛する世界の諸国民の信義に信頼して武力を放棄するというもの。
つまり【世界の諸国民は平和を愛している】ということにして日本も武力放棄する、という。
平和主義とは、戦争を起こさないことにしておくという前提で成り立っている。
そしてもしこの危機が崩れたら日米安保体制によってアメリカが日本の危機状態の管理に当たるのであろう。