一流大学や、国立の医学部を出たお父さんに、今の有名小学校や有名中学校の入試問題をお子様が聞きに行ったらほとんど答えられなったという、話がある。官僚のお父さんの場合は国家公務員1種・総合職の試験の数的処理で聞かれるのでお父さんが官僚ならこたえられる場合も多い。
この事実は何が面白いかというと、大人が一所懸命に考えても解けない問題を、小学生が即座に、しかも、いとも簡単に解いてしまうっていうところが面白いのだ。
今の小学生は、あの類の問題ばっかり進学塾でやっているから、問題を解くマニュアルが頭にこべりついている。
今のお子様方のお勉強は、ほとんどが受験目的のお勉強だ。
小学校から大学まで、マニュアル、マニュアルの教育で通してきて、世の中に出ていく。
でも、社会に出るとマニュアルはないから、大学出ても、今までの教育がほとんど使い物にならないときに出会い愕然とするだろう。➡【損保見聞録】】伊藤琢哉著 ここにぎっしり書いた。
伊藤琢哉の持論(pet theory)は
教え方のプロセスが大事なんだということ。
例えば3平方の定理を教えるときも社会に出たら役に立つと教える。なぜなら、ご承知の通り、ピダゴラスの定理のおかげで車のナビができたのだから。詳しいことは省略。
その過程を教えるから大昔と違って理学部数学科を出ても学校の先生しか道がないわけではなく、企業の研究職にありつけるかもしれないってことを教える。
だから教養があり、一流大学を出ており、一流企業に勤めている方ほど、勉強勉強言わない。
因みにに私も子供に勉強しろといったことは一度もない。
でも子供は高校にぎりぎり入ることができた。スポーツも夏休み明けでもやっていた。
ラグビー部だったので怪我だらけだった。でも愚息はスポーツは、外れた振る舞いということを知っていた。だから続いたと言ってくれた。
遊びの部分ばかりやっていた。余裕があった。
マーもっとも全国的に見れば2-3流高校なので入れたわけだが。
結果にすぐコミットしない教育を目指している。(英検は別だが)
車のハンドルでもあそびの部分がなかったら、あぶなっかしくてしょうがない。
もしこの逆をやったらどうなるであろうか?
親が子に厳しく勉強の指導をする。(英才教育)
すぐ点にコミットするマニュアルを教える
それで点が取れなったときは怒られる。【シュリンクしてしまう。萎縮】
また、一生懸命やらされる。【たまたま点が良かった】➡お小遣いをもらう➡インセンティブ(馬ニンジン)
サラリーマンになる➡仕事に成功する➡社会人として当たり前なので何ももらえない➡サービス残業する➡違法なことだが、商慣行上致し方ないところもある➡鬱になる、あるいは過労死自殺となりかねない
社会に出たら成功し続けるのが当たり前で99点では許されない。
会社の状況によっても変わってくる。その子がどういう家庭に生まれたかによっても変わってくるのと同じである。
習い事をたくさんするより、ノルマの厳しいところで、もまれてきた人を家庭教師にして長い目で成績が上がるのを見るのが一番良い。
そういう先生は、いるだけで、オーラがあり、厳しそうに見えても、見えなくてもメチャクチャ優しい先生だから。
優しい先生だと幼児や、小学低学年の子はリラックスするので良い。(見守ることができるのである)
勉強はリラックスしてやれる人ほど東大に入っていますよ。
リラックスするとお勉強の初心者は集中力が途切れます。
でも締め付けて、厳しくしてしまうのは集中するようになったのではなく、ただ怖いからと束縛されてしまっただけですよ。
メンタル・ブロックになります。まさにエレファント・シンドロームですね。
ホイジンガーの言う通り遊びこそ学習なのです。
是非お子様が笑うような指導をお母さま方が教える際はしてやってください。お願いします。
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