日本には大別して3種類の英語がある。それは、「受験英語」「資格英語」「ネイティブ英語」の3種類だ。
  受験英語と呼ばれるものは学校や塾で指導されている。受験参考書や問題集も多い。
  資格英語は、英検やTOEICなどのことを指す。こちらは、塾や予備校とは別系統のECCなどの英会話教室で指導が行われている。ネイティブが指導することも多いし、LLや音声教材を使用することが多い。【ちなみに私は、ECC 予備校の英語講師の試験も25歳の時に受かっている】
  そして、最後がネイティブの英語だ。私は英検の勉強の指導の途中でネイティブと話すことが多かった。彼らに英検などの問題を見せるといつも
「なんだ、これは。なんで日本人のおまえがこんな問題をやらねばならぬのか」
 と尋ねられた。彼らの疑問はよく分かる。実用英語検定という名前だが、現在使用されている英語とは異なっている。
 
「受験英語の参考書や問題集で取り上げられている構文や表現が現実に使われている英語と違う」
  という事実。それを指導している教師や講師も、外国生活がなく50年前の表現を気づかずに指導していること。
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