牧野講師曰く「受験のための授業をしてるんじゃない。受験に落ちても大丈夫な授業をぼくはしてるんだ」

と息巻いていました。

上記のことは90分の講義で10回以上は必ずおっしゃっていました。

 

授業の90パーセント以上は雑談だった。

 

最後の5分は解答を言うだけ。

テキストを持ってこられるときはありませんでした。

 

次に『金の切れ目が縁の切れ目の本当の意味を知っているか』ともおっしゃっていました。

 

講師に言わせると、昔は物々交換で人の縁が続いたが、現代はお金を払えば関係性が終わるとか。

受験に直接関係なくても、人生に役立つ話を聞いていると思った。『この人すげえ』とぞくぞくした人が大半でした。

 

伊藤琢哉は【それは違うぞ】と思っていました。

 

その考えは今も変わりません。

 

かつての教え子が拙宅に講義の合間に訪れてくれるので【金の切れ目が縁の切れ目】とは伊藤琢哉は到底思えません

 

伊藤琢哉は代ゼミの堀木先生・田村秀行先生の現代文が最高でした。

 

時代がドラスティカリーに変わったので、今を生きている私に牧野剛先生の話は関係ないですが、現代のモンペやクレーマーの親御さんは、河合塾の故牧野剛講師から学ぶことが多いと思います。

 

安らかにお休みくださいませ。

 

合掌

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