Give+副詞

 

Dr. Lee never    gives up    on a patient.

「ドクター・リーは決して患者を   見捨て   ない」

上の例文は「患者の治療について決してさじを投げない」という内容を表しています。give upと「さじを投げる」という比ゆ的な表現の間に、何となく共通性を感じとることができると思いますが、実際は、どうなのでしょうか。take upだと「何かを取り上げる」という意味ですが、give upになると放棄するという意味合いになるというは興味深いですね。

 

 

give+副詞

何かを自分のところから出して、ある状態にする;自ら出て、ある状態になる

giveは「何かを自分のところから出す」がコアです。

それに副詞が付くことで、出し方(出る様子)や出てからの行き先を示したりします。

 

 

give offは何かが離れて出て行く様子を表現します。

 

give inは「提出する」の意味合いで、何かを自分ところから出して相手のところに入れるということです。

 

give+副詞」の表現は他動詞用法が基本ですが、自動詞用法の場合には、「自ら出て」を補うとわかりやすくなります。

 

 

例えば、I give up.(もうやめた)は「自ら出て(自分を投げ出して)宙に浮いた状態になる」という解釈になります。先程の例では、「患者についてかかわり続けることについて(on a patient)、決して(自らの使命感などを)投げ出さない(never give up)」という解釈をすれば事態が飲み込めると思います。

 

 

give upは、日本語の「さじを投げる」のように具体的に何かを投げ出すわけではありませんが、気持ちの上で、自らの試みを放棄するという感じがここには出ています。

 

 

give away何かを自分のところから出して、遠くへ放つ→[他]ただでやる、与える;(秘密など)をもらす、明らかにする;裏切る

 

 

give back 何かを自分のところから出して、元に戻す→[他](借りた物)を返す;報復する

 

 

give in何かを自分のところから出して、相手の中に入れる;自分から出て相手のところに入る→[他]提出する;[自]降伏する、言いなりになる

 

 

give off 何かを自分のところから出して、離れさせる→[他](におい・気体・音など)を出す

 

 

give out何かを自分のところから外(表)に出す;自らを出し切る→[他]配布する;公表する;[自](燃料などが)尽きる

 

give up 何かを自分のところから上のほうに出す;自ら出て自分自身を上のほうに投げ出す→[他](週間など)をやめる;(仕事など)を放棄する;[自](病人などを)見放す;自分からやめる(あきらめる)

 

上記以外にまだまだ、他の動詞と副詞の組み合わせもたくさんありますし、例文もそろえて演習問題ができるようにして覚えられるように配慮したものがありますので、一度、見に来てください。

 

 

決して損はさせません。

 

 

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