大学受験を意識して中学1年英語を教えてくれというのでいつも以下の様にしております。

リンゴが出たら1個、2個と数えられるから可算名詞だよ。

だからa,anがつくんだよ。

a ,i,u,e,oが母音

appleはaで始まるつまり母音で始まるからan  appleと中学で教えます。

でもでもね。

すりおろしたらどうなるっ?っていつも聞きます

液体になるのでもう数えられませんよね。

そういうのをネクタイにこぼしたという場合は数えられない名詞扱いになるよって言います

これが【先生、センターで役に立ったわー】と以前、言ってきてくれました、

Could you bring me a glass of apple juice?OKです。
appleにつけるべき不定冠詞はaでしょうか、anでしょうか。appleはアイウエオの音で始まる単語なのでanをつけなければなりません。
appleつまり「りんご」なら、数えることが出来るので、An appleでいいんですが、Apple juiceすなわちリンゴジュースになると、形が無くなるので、数えられません。このように数えることが出来ない名詞のことを「不可算名詞」と呼びます。
Apple juiceは不可算名詞ですから、不定冠詞のanをつけることが出来ません。リンゴジュースのような液体は数えられないので、「一杯の」という意味のa glass ofをapple juiceの前につけるのです。こういうと、ガラスのコップに入ったリンゴジュースを持ってきてくれます。

Could you bring me some apple juice?でもいいですが、こういうと、さっきとは違って、もしかすると、パックや瓶に入ったリンゴジュースを持ってくるかも知れないし、コップに入ったリンゴジュースを持ってきてくれるかも知れません。「一杯の」という意味のA glass ofをつけなかったら

Could you bring me some apple juice?
だといいです。
ジュースは液体、数えられませんからa ではなくsomeをつけます。
疑問文だからと言ってsomeをanyにする必要はありません。
anyにするとどんなアップルジュースでもいいから持って来てくれる?・・と違った意味になります。
数えられなく集合的な名詞には疑問文でもsomeです。
some以外では
Could you bring me a glass of water?
Could you bring me a cup of tea?
とかも言えます。

●英語では数をはっきりさせる習性がありますが、このようにジュース、水、オイル 等数えられない名詞の場合はその前に何かつけてその量がわかるようにします。 a glass of juice, a bowl of soup , two cups of coffee, a slice of cheese 等ですね。
●apple juiceのように名詞が二つ以上続く場合 その前につける量を表す言葉は最初の名詞(この場合はapple)を見て決めるのではなく、最後の名詞(juice)まで見てから決めます。 appleだからan(どちらにしてもaは間違い)とするのではなく、
juiceだからその前には数えられない名詞の前に付ける量数を表すsomeやa glass of等をつけるのですー。

2009年センター試験(英語)を思い出して

a  cup  of  温かい液体を教えたけど、今回はアップルジュースだから冷たい液体だよ。だからa glass of でいいんだよ .

教えられない名詞は容器を基準にして数えるんだ!!例えば出すものをすべて次に示すので頭にたたきこんでくれ。じゃぁいくよ。

(1)a  gang  of  robbers : 強盗の一団

a  gang  of  thieves :  盗賊の一味

(2)a  roar  of  laughter :  どっとした笑い

(3)a  bucketful  of  coal:  バケツ一杯の石炭

(4)a  flash  of  lightning: 稲妻の光

(5)a  bunch  of  grapes :  ぶどうの房

(6)a  pair  of  trousers :   1対のズボン

(7)a  flock  of  sheep  :   羊の群れ

(8)a  bar  of  soap    :   棒状のせっけん

(9)a  loaf  of  bread   :   パンのひとかたまり

(10)a  dose  of  medicine:  一服の薬

まずこれだけ憶えてごらん。覚えたかい?じゃー次に、もう少し増やすよ。

(1)a  cup  of  →tea , coffee , hot chocolate

↘温かい液体

 

(2)a  bottle  of →water , milk , beer , juice , wine

↘冷たい液体

(3)a  bowl  of  soup

(4)a  spoonful  of →sugar , salt , flour

↘少量用いるもの

(5)a  mouthful  of →food , rice

↘ひとくち

(6)a  lump  of  sugar ; 角砂糖一つ

(7)a  cake  of  soap  ;せっけん一つ

(8)a  sheet  of  paper;紙1枚

(9)a  slice  of  bread ;パン1枚

(10)a  loaf  of  bread ;パンひとかたまり

 

(11)a  piece  of  chalk ◎gallon;ガロン  計量の単位を用いて数量を表すこともある

cake    pound;ポンド

meat

stone

a  pound  of  meat※

a  gallon  of  gasoline

a  ton  of  iron

解説

(2)のa bottle of・a glass of beerは(12)のa pint of beer でもいいんだよ!

(9)と(10)の違いはパン1枚の場合a slice

パンひとかたまりの場合はa loaf

を使うということなんだよ!あとは、ひたすら憶えるしかないから何が何でも、わき目もふらず、わき毛もそらず憶えろー!!!

文法問題でもう一つ難しかったのは次の設問(第2問 A 問5)です。これはとても良い問題だと思います。センター試験作成者の英語力の高さ,見識の深さを垣間見ることができます。
You’ve got (   ) on your tie. Did you have fried eggs for breakfast?

(1) a few eggs  (2) an egg  (3) some egg   (4) some eggs

和訳: ネクタイに卵がついてるよ。朝食に卵焼きを食べたんじゃない?

「eggは可算名詞」と暗記していた人は,「eggは可算名詞だから単数形ならan eggになり,複数形ならeggsになる」と考えるので,(3)のsome eggが答えとは夢にも思わないはずです。しかし,ここで「ネクタイ」についていた「卵」は「卵1個(an egg)」や「複数の卵(eggs)」ではなく,

 

「卵の液体」です。

割られる前の「卵」には形があるので1つ2つと数えることができます。だから可算名詞です。しかし,ネクタイについた「卵の液体」には明確な形がありません。ですから数えることができず,不可算名詞です。これは,chickenが「1羽の鶏」の意味では可算名詞で,「鶏肉」の意味では不可算名詞なのと同じです。

この設問は難問・奇問のたぐいではなく,英語の基本的なことです。ただ,従来の日本の英語教育が苦手な領域ではあります。

 

ついでにAdam’s appleは禁断の木の実がのどにつかえたという伝説から→のどぼとけ という意味になります。

とにかく知識を体系化します。断片的な知識にとどまりませんが、決して難しいことは申し上げません。ITO ACADEMYの門を君も一度叩いてみてください。

 

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